文字では腹は膨れない

でも栄養にはなるのです

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映画『東京喰種トーキョーグール』観てきました。

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守るために、闘うー

http://eiga.k-img.com/images/movie/85143/photo/8ccda7426fc3481f.jpg?1499136440

東京喰種の実写版観てきました。

tokyoghoul.jp

 

東京喰種といえば、ヤンジャンで連載中の大人気コミック。

人を食糧とする「喰種」が存在する社会で、

とある事故をきっかけに、喰種の臓器を移植されてしまい、

人間と喰種の狭間で生きることとなってしまった主人公、カネキ。

人間と喰種。

どちらの味方につくのか。

共存する道はあるのか。

読み手側としてもどちらに感情移入するかによって、

大きく見え方が変わってくる作品だと思います。

 

で、今回この作品が実写化されるということで、

公開初日に観に行ってみました。

以下、ネタバレを含みます。

今回の実写版、キャストはこんな感じです。

 

カネキ:窪田正孝

トーカ:清水富美加

リゼ:蒼井優

真戸:大泉洋

亜門:鈴木伸之

 

あとは公式サイト参照で。

 

突っ込みたい部分はなくはないですが、概ねイメージを捉えていたと思います。

特に違和感なく作品に入ることが出来ました。

 

はい。

感想言います。

 

実写化って難しい!

 

って感じです。

ネタバレゾーンに入るのでネタバレ全開でいきます。

 

この東京喰種、いわゆる汚い描写やグロい描写が多々ありますが、

石田スイ先生の画風によってそれすらも綺麗に見えてしまう部分があります。

確かに初期は今ほどの淡さはなかったですが、

彼のあの絶妙に淡い画風によって色々なものが補われている作品です。

(石田スイ先生は僕と同じ福岡県出身らしいです。福岡の星だ。)

 

で、この実写版。

石田スイ先生の画風あってこその描写たちをそのまま実写化してしまったんですね。

特に、あぁ……と思ったのは、

カネキが喰種となり、人肉しか食べられない体になってしまった後、

どうにか食べられるものがないか、冷蔵庫の中身を片っ端から食べるものの、

全て戻してしまうシーン。

これは実写にすると、単純に汚い。

率直に汚かった。

もう少し、いい魅せ方がなかったのだろうかとちょっと疑問に思ってしまった。

 

そして、一番思ったのは、

カグネを実写版で再現するのには限界があった。

喰種が戦闘を行う上で外すことが出来ないのがカグネです。

個体によって様々な形のカグネを持つのですが、

あれを違和感なくCGで再現するのは難しかっただろうなという感じ。

トーカのカグネが一番再現度が高く、

おそらくその要因は、他のカグネのように曲線的な動きが無いから。

あの羽のような形のカグネだけは唯一、いい感じに再現できてました。

戦闘シーンでもいい感じに馴染んでいた。

ただ、他のカグネたちは、いかにもCG感が滲み出すぎていた。

どうすればあれを解決できたのだろうか、と考えるととても難しいが、

少なくとも、もう少し光沢を抑えてよかったのではないかと思う。

テカりすぎていて、ただでさえリアリティがないものが、

より実世界から浮いてしまっていたように思える。

 

と、なんか批判しか書いていないアンチみたいになってしまいましたが、

キャスティングは普通によかったと思いますし、

ストーリーとしてもいい具合にまとまってたと思います。

(実写版はヒナミ覚醒のところで終わります。ちょうどいい区切りだなと。)

 

漫画やアニメを実写化することの難しさはいつも付き纏いますよね。

デスノートみたいに、死神ぐらいしかCGが必要ないものや、

もはやCGがあってもそれすらも笑いになるようなギャグ漫画などは、

実写化しても成功するんだろうなと。

 

今回の東京喰種のような、シリアスかつCGが必要になってくるアクション漫画は、

今の技術では実写化するのは難しいですね。

今後技術が進歩して、いつの日か違和感なく楽しめるクオリティの作品ができる日がくると思うので、

それを楽しみに待ちたいと思います。

 

その時がきたら今回のキャストで再度、撮ってみて欲しいですね。

トーカは代役が必要ですが。

 

と、いろいろ書きましたが、まとめると、

 

・実写化には無理があったが、キャストはマッチしていた。

 

という感想でした。

 

他にも実写化シリーズは銀魂や鋼の錬金術師などがあるので、

観てきたいなと思います。

銀魂は作品のテイスト的に実写でもやれるんじゃないかなという期待。

そして橋本環奈を見たい。