文字では腹は膨れない

でも栄養にはなるのです

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人生を懸けられるものを見つけるのって難しいよね

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 すごく良い漫画が流れてたので思わず書いてます。

 

お笑い芸人を目指して上京するも、夢破れてアイドルオタクになった男の話。

直球なストーリーだし、めちゃくちゃ絵が上手いわけでもないんだけど、

すごく心に響く漫画でした。

涙腺にくるものがある。

ネタバレを含みそうなので、この先は本編読んだあとでどうぞ。

 ずっと昔からお笑い芸人を目指して努力してきた主人公の清水。

そのために上京し、上京してからも毎日遊ぶ間も無くお笑いに時間を費やしてきた。

ただ、それを続けていく上で、現実に直面する。

 

いくら好きでやっていようが売れなきゃ『仕事』としては成り立たない

自己満足だけじゃ食っていけない

かと言って自分のやりたいようにしかできなかった

 

大好きなお笑いで、自分の目指す形を目指していたが、どうにもそれが評価されない。

いくら必死にやっても評価はされず見下されるばかり。

そんな生活に限界が来てしまった。

そこから半ば現実逃避気味に、アイドルにのめり込んでいくというストーリー。

 

何事にも言えることだが、成功するルートには2パターンあると思う。

・求められている、評価されることをやる

・自分がやりたいことを、評価されるまでやり続ける

 

どのジャンルにおいても大体の人は前者で成功していく。

なぜかというと、その方が楽だから。

(あくまで後者と比較すると、であってこちらも過酷な道であることは間違いない)

確かに自分のやりたいことではないかもしれない。

そのため、時には現状に対する不満を抱くかもしれない。

でも、評価される、認められる、というのはそれを上回る充足感を与えてくれる。

この漫画で言うところの家田だ。

 

後者は、過酷だ。

自分の好きなことが世間のニーズにぴったりマッチしていれば良いが、

そんなことはごく稀だ。

だからこそ、求められていないものを提供し続けることになる。

いらないものを押し付けられて、喜ぶ人がいるだろうか。

そんなものを提供し続けて、受け取る人が喜ぶレベルにまで昇華させなければいけない。

それまでの過程でどれだけボロボロになろうとも、

最終的に評価されるのかわからない中、やり続けなければいけないのだ。

続ける中で、好きだったはずのものを嫌いになってしまったり、メンタルが持たなかったりして、

離脱していく人がたくさんいる中、諦めず続けきることが出来た人のみが成功するのだと思う。

 

この漫画の主人公である清水も、一旦は離脱したものの、

家田の言葉がきっかけで復帰し、見事に努力しきった。

復帰してからの過程は省略されているものの、壮絶な努力があったことだろう。

 

ただ、一方で自分の信念を持って一つのことに人生を捧げることができると言うのは、

幸せなことだと思う。

そこまで懸けられる物事に出会える人自体も稀、

出会えたとして、人生を懸けるという決断が出来る人も稀。

 

これから先、これになら人生を懸けても良いと思えることに出会えるのか、

見つけることが出来るのかはわからないが、

もし出会うことが出来たのであれば、そこに全力で飛び込んでみたいと思う。

そのあとどうなるかは知ったこっちゃないが、

そのほうがきっと、何かに繋がると思うので。