文字では腹は膨れない

でも栄養にはなるのです

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『ど田舎うまれ、ポケモンGOをつくる』読んでみました

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最近、伝説のポケモンたちが各所に現れ、

再び盛り上がりを見せているポケモンGO。

職場の先輩も日々ポケモンを追っています。

そんな一斉を風靡したポケモンGOのゲームディレクター、

野村達雄さんの半生に迫る自伝です。

 

・ゲームが好きな人

・ものづくりが好きな人

・好きなことを仕事にしたい人

 

是非読んでみてほしいです。

ど田舎うまれ、ポケモンGOをつくる (ShoPro books)

ど田舎うまれ、ポケモンGOをつくる (ShoPro books)

  • 作者: 野村達雄
  • 出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション
  • 発売日: 2017/07/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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書店で入り口近くに積まれていて、目を惹かれて勢いで買ってみた本でした。

Amazonのリンク見て発売日を知ったのですが、

本当につい最近出た本だったんですね。

 

そんな勢いで買ってみたこの本。

素直にいい本でした。

いろんな人に読んで欲しい本ですが、

特に学生とかに読んで欲しいなと思います。

もし可能であれば小学生にも是非読んで欲しい。

 

ページ数も200ページ弱と手頃なページ数かつ、

非常に読みやすい語り口で書かれているので、

普段本を読まない人でもスラスラと読める本だと思います。

 

内容は文字通り、田舎の貧しい家庭に生まれた著者が、

いかにしてポケモンGOを作るに至ったかの話なのです。

生まれた頃の話から、つい最近の話まで、

一貫して著者が貫いているスタンスが、

やってみたいことは、何が何でもやってみる、

というスタンス。

自分の欲求に素直なんですね。

 

初期ポケモンにハマって、 流行っていたバグの仕組みが気になった。

プロアクションリプレイでなんでゲームのデータを改造できるのか気になった。

気になったことは何でも探求していき、

好きだから、興味があるからどんどん吸収していく。

 

野村さんも自ら述べていますが、

将来のことを考えていたというより、

目の前のやりたいことをやってきたら、今のところにたどり着いていた、と。

やりたい、という思いが世界を変えるゲームを生み出したんですね。

 

Googleという世界的大企業の地位を捨て、

Nianticに入社しポケモンGOを作ると決めた時も、

今やってみたいこれをやらないと後悔するから、

その一心での決断だったようです。

 

好きなこと、やりたいことを貫き続けるのは並大抵のことではありません。

自分には出来ないだろう、こっちの方が世間的にいいだろう、

色々な理由で人は、自らの奥底から湧いてくる欲求に蓋をしてしまいます。

 

どんなものでもいい。

ただ一つでも、自分が夢中になれるもの、

好きなもの、興味があるもの、

そんなものに出会えたら、自分を信じてそれを追求してみるのも、

悪くはなのではないでしょうか。

 

そう思わせてくれる一冊でした。

 

この本を子供達に読んでもらうことが、

日本の将来に対する投資に繋がるかもしれません。

 

是非みなさん読んでみてください。