文字では腹は膨れない

でも栄養にはなるのです

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『レディ・プレイヤー1』を見て

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ゴールデンウィークということで帰省しているのですが、

特にすることがなかったので、博多駅で映画を見てきました。

 

最近話題になっていた、『レディ・プレイヤー1』です。

wwws.warnerbros.co.jp

ネタバレのないように大雑把に内容を説明すると、

オアシスという超大規模VRMMOが発展した時代の話で、

そのオアシスの未来をかけて戦う若者たちの話です。

 

という細かい内容はどうでもいいとして、

(映像のクオリティも高く、とても面白かったです。面白くないから省くわけじゃないです。)

この映画を世の中の人たちがどう捉えるかが、

今後のVR産業の未来に関わってくるなと思いました。

 

一見すると遠い未来のSFのような内容なのですが、

それを単にSFの中の話で自分には関係ない話だと捉えるか、

近い将来実現する可能性がある自分達に接続された未来だと捉えるか、

この認識の偏りは、今後VRが世の中に広まっていくスピードに大きく関係していると思います。

 

今までに存在しなかったコンテンツを、

受動的な姿勢で受け入れる人と、

能動的に享受しにいく人。

後者が多い方がコンテンツの浸透速度が速くなるのは明らかです。

 

『レディ・プレイヤー1』の世界に登場した技術は、

全体をまとめてみると未来の話に見えますが、

個々の要素を切り抜いてみると、すでに現実に存在しているものが多いです。

極端な言い方をすれば、オアシス本体以外はすでに存在するのではないかと言えるぐらい。

(そのオアシス本体がないからどうしようもないんですが。)

 

 

オアシスも技術的には可能なのかもしれないですが、

現時点でアレを作ろうとする企業は存在しないと思います。

VRというもの自体が浸透していない世の中で、

あんなものを作ったところで採算がたつわけがありません。

となると、オアシスが現実に生まれるためには、

VRの世間への浸透が必須条件となります。

VRの浸透無くして、オアシスも生まれなければSAOも生まれないのです。

 

オアシスやSAOみたいなものが生まれたらVR始めるわ、

というような人たちも多くいると思うのですが、

そもそも世界中の多くの人がVRに触れてくれないと、

オアシスやSAOが生まれることはないのです。

 

魅力的なコンテンツがあれば始めるが、

魅力的なコンテンツを作るには市場が未成熟すぎる、

というパラドックスを抱えている市場だからこそ、

今回のこの映画が出てくれてよかったと思います。

 

『レディ・プレイヤー1』の未来を信じ、求める人が増えれば増えるほど、

その未来がより近づくので、とりあえず僕も布教しときたいと思います。